生命保険の記事を読んで、気をつけるべきたった一つのこと
Yahooの月刊チャージャーで、「生命保険の“はてな?”にズバっと回答 ~講師:後田亨氏~」の月イチ連載が1月から再開されています(以前の紹介エントリ)。相変わらず「保険販売のウラ側」が語られているので、消費者にとっては貴重な情報です。短い文章でさらっと読めます。
さて、このような生命保険に関する記事を読んで、妙に納得してしまった場合は、気をつけるべきことが一つだけあります。
生命保険の”はてな?”にズバッと回答 (Yahoo月刊チャージャー)
Vol.13 保険のプロか、保険販売のプロか。
Vol.14 営業マンは儲けているか?![]()
さて、このような生命保険に関する記事を読んで、妙に納得してしまった場合は、気をつけるべきことが一つだけあります。
それは「スポンサーは誰か?」です。言い換えると「その情報発信に対してお金を払っている人は誰か?」です。執筆や公演を生業としている人であれば、スポンサーの意向に沿った情報提供をする必要があります。これは別に悪いことではなく、スポンサーの顔色を伺うのは当たり前です。
しかし情報の受け手としては注意して読むべきです。例えばマネー雑誌の保険特集も「保険会社の広告が入っていないか?」気をつける必要があります。特に「別冊:保険見直しガイド(仮名)」など、保険会社の広告ページがかなりの割合を占めるような場合は要注意です。何でもかんでも保険で対応するような、名ばかりの”保険見直し”が推奨されていることが多々あるからです。以前、聞いた話ですが「日経マネー」や「週刊ダイヤモンド」は保険会社の広告が少なく、比較的自由に保険記事を書いているらしいです。(だからと言ってすべてを鵜呑みにしても良いということではありません。)
またこのような”大人の事情”は保険記事に限ったことではありません。投資信託などの金融商品全般についても広告料を支えに、特定の金融商品や投資手法を推奨する記事もありますのでご注意ください。
(以前、あるフリーペーパーで「FXで分散投資♪経済ニュースが読める女性ってかっこいいよね~」といったトンデモ記事があり、広告主を見たらFX会社がしっかり入っていました)
さて冒頭で紹介した後田さんの記事は、保険会社の広告はありませんでした。これだけ自由に書かれているので妙に納得です。・・・と、ここまで書いてふと思ったことがあります。よく考えたら私は、後田さんとは金銭の授受は発生していないものの、恩義の授受は発生しています(要するに、いつもお世話になっています)。この状況下で私が推奨記事を書くのは、何らかの”後田バイアス”がかかっている可能性があるので、読者の皆さんは十分ご注意ください。ただ、いくら後田さんの記事でも面白くない物をわざわざブログで紹介しないので、一応は信じていただければ幸いです。
参考記事:山崎元のマネー経済の歩き方「FPの魂の値段はいくらなのだろうか?」
しかし情報の受け手としては注意して読むべきです。例えばマネー雑誌の保険特集も「保険会社の広告が入っていないか?」気をつける必要があります。特に「別冊:保険見直しガイド(仮名)」など、保険会社の広告ページがかなりの割合を占めるような場合は要注意です。何でもかんでも保険で対応するような、名ばかりの”保険見直し”が推奨されていることが多々あるからです。以前、聞いた話ですが「日経マネー」や「週刊ダイヤモンド」は保険会社の広告が少なく、比較的自由に保険記事を書いているらしいです。(だからと言ってすべてを鵜呑みにしても良いということではありません。)
またこのような”大人の事情”は保険記事に限ったことではありません。投資信託などの金融商品全般についても広告料を支えに、特定の金融商品や投資手法を推奨する記事もありますのでご注意ください。
(以前、あるフリーペーパーで「FXで分散投資♪経済ニュースが読める女性ってかっこいいよね~」といったトンデモ記事があり、広告主を見たらFX会社がしっかり入っていました)
さて冒頭で紹介した後田さんの記事は、保険会社の広告はありませんでした。これだけ自由に書かれているので妙に納得です。・・・と、ここまで書いてふと思ったことがあります。よく考えたら私は、後田さんとは金銭の授受は発生していないものの、恩義の授受は発生しています(要するに、いつもお世話になっています)。この状況下で私が推奨記事を書くのは、何らかの”後田バイアス”がかかっている可能性があるので、読者の皆さんは十分ご注意ください。ただ、いくら後田さんの記事でも面白くない物をわざわざブログで紹介しないので、一応は信じていただければ幸いです。
参考記事:山崎元のマネー経済の歩き方「FPの魂の値段はいくらなのだろうか?」