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保険料節約のために知っておきたい会社の生命保険

 皆さんは「会社の保障制度」を確認したことがありますか?会社の保障制度とは、社員が亡くなった際に、死亡退職金や弔慰金など”遺族が企業などからお金をもらえる制度”です。要するに、その会社に所属している限り自動的に加入している「生命保険」のようなものです。

 正直なところ、私はあまり確認せず生命保険に入りました。最近、人事規約を調べていたら、私も知らなかった遺族給付金がいくつもあり、合わせると一千万円以上あったので、生命保険の死亡保障額を少し減らして、保険料を節約しようと考えています。

 生命保険の保障金額を決める際、遺族年金などの公的保障(国の生命保険)に加え、死亡退職金・弔慰金などの企業保障(会社の生命保険)を計算に入れることが重要です。つまり、世帯主が亡くなった後に、「遺族年金+老齢年金+勤め先からの死亡退職金・弔慰金+貯蓄+労働収入」では「足りないお金」を補うのが「生命保険」です。

hoshogaku.gif

亡くなった際に、会社などからもらえるお金は以下のようなものがあります。
お金の出所給付金
企業などの使用者※死亡退職金、弔慰金、遺族給付金
労働組合や上部団体弔慰金
労使共済会弔慰金
健康保険組合埋葬料、埋葬料付加金
※使用者 … 一般企業、官公庁、自治体、任意団体など
(上記の保障区分は、生活経済研究所長野の塚原さんから教えていただきました。)

 企業保障は、会社務めを続けていることが条件なので、起業や独立を考えている人は当てにはできませんが、転職しても務め人を続けるつもりがあれば、ある程度は見込んでも良いかと思います。特に金額が大きいのは、勤め先からの死亡退職金、弔慰金、遺族給付金(一定期間毎月もらえる)などです。重点的に確認してみてください。

今日のまとめ
  • 勤め先の保障制度を確認してから、生命保険の必要保障額を決める。
  • 金額が大きいのは勤め先からもらえるお金。人事規約や人事部に確認する。
  • 労働組合や共済会がある人は念のため確認しておく。
  • 起業や独立を将来考えている人は、企業保障を当てにしすぎないこと。

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今回も分かりにくいところを、すっきり分かりやすく整理してくれてありがたいです。
弔慰金って言葉を知らない人の方が多いんでしょうね。

保険関係は自分は苦手分野なのでこの記事は助かります。
ありがとうございます。勤務先の情報を再確認してみます。

Re: タイトルなし

>うさみみさん
分かりにくいですよね。。。っと思って私も情報を遮断していたのですが、その気になって
読んでみるとそれほど難しい内容ではありませんでした。人事に聞いても教えてくれました。
(タックスアンサーよりよほど簡単かも)

Re: タイトルなし

>kenzさん
お役に立てれば嬉しいです。会社の規模から企業保障は期待していなかったのですが、
死亡保障・医療保障ともに意外と手厚くて私も勉強になりました。

公的な保障制度はなるべく活用し尽くすのがいいと思いますが、十一屋さんも指摘されてるように、大企業でもばったばったと倒産するこのご時世、企業や労組の保障制度はあまりあてにしない方がいいかもしれませんね。
いざという時使えたらラッキーくらいの気持ちでいたいです。

ところで、うちのブログにリンクいただいておりましたが、熱烈なリクエストもあり(笑)、こちらからもリンクしましたのでご報告いたします。
今後ともよろしくお願いいたします <(_ _)>

Re: タイトルなし

>水瀬さん
>企業や労組の保障制度はあまりあてにしない方がいいかもしれませんね。
>いざという時使えたらラッキーくらいの気持ちでいたいです。
仰る通りですね。子供が小さい方はあと20年ほど生命保険が必要かもしれないので、
その場合、どこまで企業保障を当てにするかは悩ましく、個人の判断になります。

> 熱烈なリクエストもあり(笑)、こちらからもリンクしましたのでご報告いたします。
なんか、催促したみたいでスミマセン。。。(あ、催促したのか。笑)
ありがとうございます!ブログ始めてからの目標が一つ達成されました。
これからもよろしくお願いします。
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