地震で県民共済はどうなるのか
前回の記事では「東日本大震災」で被災された方の「生命保険」について書きました。では「県民共済」の加入者はどうなるのでしょうか。
宮城県民共済のホームページを見ると、以下のようなお知らせがありました。
宮城県民共済のホームページを見ると、以下のようなお知らせがありました。
- 「新型火災共済」は、住宅が半壊・半焼以上の場合に「見舞共済金」が支払われる。
- 「生命共済」「傷害共済」は、死亡・後遺障害・入院・通院等の共済金が支払われる。
- 特例措置として共済掛金の支払いの猶予が最長6ヶ月延長される。ただし申告が必要。
具体的には、「新型火災共済」の加入者は、地震では「加入額の5%で最大300万円」の見舞共済金が支払われます。(新型火災保険の保障内容はこちら)
「生命共済」では、「地震などの天災や戦争などの非常の出来事による事故」は「不慮の事故」として支払われるようです。(「宮城県民共済」の「ご加入のしおり(PDF)」より)
「不慮の事故」の場合、生命共済・総合2型(掛金2,000円、18歳~60歳の場合)では以下の金額が支払われます。
「総合型の保障内容」/「こども型の保障内容」/「熟年型の保障内容」
全国規模で経営している生命保険会社に対して、宮城県共済や岩手県民共済は「県民や元県民のみ」を加入範囲としているので、「支払い能力は大丈夫か?」と少し心配です。しかし、今期の割戻金(配当金)を減らすことで支払えるかもしれませんし、最悪の場合も「元受団体である全国生活協同組合連合会」の余剰資金から支払われる仕組なのかもしれません。※
※実際に県民共済全体の組織として、どのようなリスク引き受けになるのか?は詳細は分かりませんので、今後調べたいと思います。
「生命共済」では、「地震などの天災や戦争などの非常の出来事による事故」は「不慮の事故」として支払われるようです。(「宮城県民共済」の「ご加入のしおり(PDF)」より)
「不慮の事故」の場合、生命共済・総合2型(掛金2,000円、18歳~60歳の場合)では以下の金額が支払われます。
- 死亡: 780万円
- 入院: 5日目※~184日目まで1日5000円を給付
- 通院: 14日以上90日までは1日1500円を給付
- 後遺障害: 重度780万円、1級380万円~13級15.2万円
※…2011年4月1日以降の入院から、1日目から共済金が出ます
「総合型の保障内容」/「こども型の保障内容」/「熟年型の保障内容」
全国規模で経営している生命保険会社に対して、宮城県共済や岩手県民共済は「県民や元県民のみ」を加入範囲としているので、「支払い能力は大丈夫か?」と少し心配です。しかし、今期の割戻金(配当金)を減らすことで支払えるかもしれませんし、最悪の場合も「元受団体である全国生活協同組合連合会」の余剰資金から支払われる仕組なのかもしれません。※
※実際に県民共済全体の組織として、どのようなリスク引き受けになるのか?は詳細は分かりませんので、今後調べたいと思います。