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「401kの元本割れ6割」は本当に深刻なのか

 「401kの運用成績ガタ落ち 元本割れ6割の深刻(週刊ダイヤモンドオンラインの記事。もとは12月13日の日経新聞?)」を読んで、「会社の年金制度が、確定”拠出”年金(日本版401K)ではなく、確定”給付”年金の私はラッキー」と思っている人は、ちょっと考えたほうが良いかもしれません。

 「確定拠出年金(日本版401k)」とは、「会社が一定の金額を毎月”拠出”して(社員に支払って)、社員が自分で運用方法を決定する(例えば投資信託を選ぶ)、将来の受給額は運用成績次第となる。」年金制度です。これまで積み立てた年金が、昨今の世界的な株式市場の不調と円高によって振るわないのは容易に想像できます。また日本版401Kは2001年から開始されているので、この10年の市場を見れば、積み立てを始めたばかりの401Kに「深刻」というのは少し酷ではないでしょうか。

 では逆に「確定給付年金」は安心なのでしょうか。「確定給付年金」とは、「会社側が運用者となって予定利率を社員に約束し、将来の”給付”を約束します。年金基金の運用成績が予定利率より低い場合は、その差額を会社側が補てんする。」年金制度のことです。

参考:
確定拠出年金と確定給付年金の比較
確定給付企業年金(みずほ信託銀行)

 ということは、この記事の裏を返すと「確定拠出年金の運用成績も厳しいが、同様に確定給付年金の運用成績も厳しく、将来の年金積立不足が大きくなり経営を圧迫する可能性がある」とも読み取れます。

 かつてNTTが将来の財務リスクを軽減するために「OBの年金給付の減額」を試みましたが、「OB受給者の3分の2以上の同意を取り付けても、年金制度の維持が困難になるほどの経営危機に陥らない限り減額はNG」と最高裁は判断しました。「確定給付年金」型の企業も昨今の運用難は大きな悩みのタネでしょう。(約束された給付を受ける事は社員にとっては当然の権利ですが、OB受給者の3分の2以上が減額に同意したということに一番驚きました。会社が倒産しては元も子もないと察したのでしょうか?)

 儲かっている会社がOBへの保障に手厚いのは悪いことではないのですが、利益は「株主への配当」や「現役社員へのボーナス」で還元するほうがシンプルだと思うのは私だけでしょうか。

 ちなみに私の勤める会社は、来年から「確定拠出年金」に移行します。自分の選択によって将来の年金受給額が変わることは、個人にとっては重い選択ですが、リスク資産の価格が低いうちに積立できるのはラッキーだと思って、個人の資産運用と同様に「分散・低コスト」でのんびり気楽に積み立てたいと思います。


参考:
企業年金の積立不足が喫緊の課題に年金減額が無理ならどうするか?
NTTの企業年金減額はNG!悪いのは会社か国か?


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梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの水瀬ケンイチです。
こちらにご挨拶させていただきます。

あけましておめでとうございます。
十一屋さんのますますのご活躍を祈念しております。
まずはインデックス投資ナイトでよろしくお願いします。

Re: タイトルなし

>水瀬さん
明けましておめでとうございます!!
ご丁寧にコメントいただきありがとうございます。
こちらこそインデックス投資ナイトではよろしくお願いします。
水瀬さんのラジオを聴いて、がぜんやる気になってきました( ̄^ ̄)ゞ
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