埼玉県民共済の新・医療保障が尋常じゃない件
生命保険とよく比較される”死亡や入院に対する保障サービス”として「共済」があります。
「共済」と「保険」は、遵守すべき法律(根拠法)や監督官庁が異なるため厳密には異なるサービスですが、消費者の立場から見ると「少ない掛け金で、死亡や入院に対して給付金が支払われる相互扶助の仕組み」という点では違いはありません。
<参考:東洋経済オンライン 共済Q&A1、共済Q&A2>
意外と「知名度も高く、加入者も多い共済」ですが、全国の共済の中でも「埼玉県民共済」の優位性は突出しています。共済の中でも加入者数の多い都民共済と比較したのが以下の図です。
特筆すべきは事業費率(お金を管理する胴元の手数料)の低さです。都民共済の19%に対して、埼玉県民共済は3%、何をどうしたらこれだけ差がつくのか想像ができません。
さて、そんな「埼玉県民共済」から”とんでもない新商品”が出ました。
その名も「医療・生命共済」です。”医療”が前に付いているだけあって、死亡保障がオマケで付いたほぼ医療保険です。
<「医療・生命共済」の主な特徴>
これまでの主力商品「生命共済プラス型」の弱点だった「入院保障の低さ」を大幅にアップさせ、民間の医療保険に対抗する商品を出した印象です。また現在「生命共済プラス型」に加入している人も、2月末までに申し込めば「無審査で新商品に乗り換え」ができるようです。(コレはすごい)
さて少し冷静に考えてみると、「保障を厚くすれば、加入者全体の負担が増える」のは当然です。勝手な予想ですが「年間の共済金(給付金)が増えて、割戻金(配当金)が減る」のではないでしょうか。つまり実質は負担金の値上げになるかもしれません。
しかし、埼玉県民共済はもともと「経費率が低く、割戻率が高い」わけですから、加入者のニーズをくみとって保障を厚くした今回の挑戦は”素晴らしい”のひと言です。逆に(埼玉県で営業する)他の民間生保にとっては強烈すぎるライバル商品が登場したのではないでしょうか。
余談ですが、共済は40歳でも50歳でも毎月の掛け金は変わらないため、他社の(60歳くらいで保障が切れる)定期医療保険や、定期医療特約に加入している埼玉県民は、この医療・生命共済に乗り換えるとメリットは大きいかもしれません。(注:保険を乗り換える場合は、先に審査・加入を済ませてから、元の保険を解約するのが鉄則。また手術給付の低さをどのように考えるか。)
参考にした記事:
「共済」と「保険」は、遵守すべき法律(根拠法)や監督官庁が異なるため厳密には異なるサービスですが、消費者の立場から見ると「少ない掛け金で、死亡や入院に対して給付金が支払われる相互扶助の仕組み」という点では違いはありません。
<参考:東洋経済オンライン 共済Q&A1、共済Q&A2>
意外と「知名度も高く、加入者も多い共済」ですが、全国の共済の中でも「埼玉県民共済」の優位性は突出しています。共済の中でも加入者数の多い都民共済と比較したのが以下の図です。

特筆すべきは事業費率(お金を管理する胴元の手数料)の低さです。都民共済の19%に対して、埼玉県民共済は3%、何をどうしたらこれだけ差がつくのか想像ができません。
さて、そんな「埼玉県民共済」から”とんでもない新商品”が出ました。
その名も「医療・生命共済」です。”医療”が前に付いているだけあって、死亡保障がオマケで付いたほぼ医療保険です。
<「医療・生命共済」の主な特徴>
- 15歳~59歳までが申し込み可能、何歳で加入しても月2,000円
- 毎月2000円の掛け金で、入院1日あたり8,000円の保障
- 入院1日目から120日目まで保障
- 手術時給付金を「外来手術1万円/入院手術5万円」を新設
- 死亡保障も「病気400万円/事故1,000万円」(60歳まで)
- 60歳以降は保障内容が縮小
これまでの主力商品「生命共済プラス型」の弱点だった「入院保障の低さ」を大幅にアップさせ、民間の医療保険に対抗する商品を出した印象です。また現在「生命共済プラス型」に加入している人も、2月末までに申し込めば「無審査で新商品に乗り換え」ができるようです。(コレはすごい)
さて少し冷静に考えてみると、「保障を厚くすれば、加入者全体の負担が増える」のは当然です。勝手な予想ですが「年間の共済金(給付金)が増えて、割戻金(配当金)が減る」のではないでしょうか。つまり実質は負担金の値上げになるかもしれません。
しかし、埼玉県民共済はもともと「経費率が低く、割戻率が高い」わけですから、加入者のニーズをくみとって保障を厚くした今回の挑戦は”素晴らしい”のひと言です。逆に(埼玉県で営業する)他の民間生保にとっては強烈すぎるライバル商品が登場したのではないでしょうか。
余談ですが、共済は40歳でも50歳でも毎月の掛け金は変わらないため、他社の(60歳くらいで保障が切れる)定期医療保険や、定期医療特約に加入している埼玉県民は、この医療・生命共済に乗り換えるとメリットは大きいかもしれません。(注:保険を乗り換える場合は、先に審査・加入を済ませてから、元の保険を解約するのが鉄則。また手術給付の低さをどのように考えるか。)
- 追記:(2011/3/6)
- 県民共済(都民共済含む)の加入条件は、「その県に住んでいるか、勤務していること」ですが、引っ越しても住所変更手続のみで、加入は継続できるようです。転勤や引越しなどによって、別の保険・共済に乗り換えないといけないと思っていましたが、コメント欄でご指摘いただきました。
参考にした記事:
- 不景気でも業績拡大! 大手共済の知られざる実力を探る(1)
※この記事の円グラフを2010年の数字にして掲載 - 共済 VS 生保――少子高齢化でエスカレートする陣取り合戦(2)